2008/06/22

M&Aと企業価値評価 week11

今回はLBOについての講義となりました。LBOは儲かるんですよ!という主張から始まる講義となりました。(笑

LBOとは買い手が設立した特別目的会社が,買収ターゲットと合併することを前提に企業がノンリコースローンを買い手に貸してくれ,その資金でM&Aをすることです。ノンリコースとはようは買い手に責任がなく,特別目的子会社が返済義務を負うということです。

そのため,買収ターゲットの収益性や格付けなどがよければよいほどやりやすく,トヨタ自動車を仮にLBOするとすると,どのくらいの利益が買った瞬間に発生するかというシミュレーションをやりました。買った瞬間に8兆円の含み益ですよ。すごいっすね。

その後,LBOの価値評価をどうやって評価するかということで,PER一定モデルとEBIT倍率一定モデルが説明されました。前者はアグレッシブな投資ファンドが利用し,後者は保守的な投資ファンドが利用するモデルとのことです。
後半はいくつかのケーススタディになりました。トーカロ,日本テレコム,ボーダフォン,ワールド,ポッカ,レックスなどなど。
そのうちの大半において,株価操作と思われるようなMBO発表直前の利益見込の下方修正があるのが驚きでした。どうみても,虚偽の下方修正をして,買収価格を下げてるよねぇ…
いつか,こういうのはつかまらないのかしら?
授業の終わりに,LBOが儲かるのであれば,その富の源泉はなんなのか?という質問をしました。銀行が投資先を得る見返りに,実行者に富を支払ってるのかなぁと思ったので。
服部先生いわく,日本ではそうかもしれない,貸すべきでない低金利で貸してるから。でも,本来的にはLBOとはリスクの非常に高い投資なので,リターンが高くなっているという回答でしたね。
そりゃそうだ。やたらリスクは高いわな。納得です。

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