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2010/12/15

CICOM GLP Finance

CICOM GLP Finance をこの三ヶ月間受講してました。

英語 & ケーススタディの単科ビジネススクールで二科目目でしたが、まぁまぁでしたね。
講師の英語が早すぎて聞き取れ切れなかったのと、やはりカネ系は受講生の予備知識が低いので座学が多かったのが若干がっかり。

英語を話しまくりつつ、ファイナンスの勉強と思ったのに、消化不良でしたね。

とはいえ、マーケティングとかストラテジーはおもろそうなので、またいつか行きたいですね。
なんといっても、毎週2時間半英語漬けの時間があるというのは悪くないです。

2010/09/27

Business Analysis and Valuation

Business Analysis and Valuation
Krishna G. Palepu Erik Peek Victor L. Bernard Paul Healy
Cengage Learning EMEA
売り上げランキング: 37953

企業分析について、ちゃんとした専門書を読んでなかったので、英語の学習を兼ねてチャレンジしてみました。英語は結構簡単に読めましたね。Part3の応用編はM&Aのところだけでしたが、残りは全部読みました。

企業分析を
Strategy Analysis
Accounting Analysis
Financial Analysis
Forecasting & Valuation
に分類してそれぞれを詳細に解説しています。

一般に3番目と4番目だけを独立してやっちゃう傾向にありますよねー
戦略分析をやるんだけど、それを財務数値と連動して考えずに、別個にしちゃう。また財務数値の妥当性チェックや補正などもしないで、そのまま分析しちゃう。

うむ、いろいろと勉強になります。

ただし、基礎的な本ではないので、ある程度会計基準などを理解してないとつらいかもしれませんね。
その辺はBATICの受験などをしてれば、大丈夫なレベルですが。

2009/03/15

本棚の棚卸(数理ファイナンス)

本棚の整理をしたら、買ったものの今後読む予定がない本が数冊発見されました。(泣

M1春学期に初めて数理ファイナンスという概念に初めて出会い、面白くてしょうがなくて色々買い漁ったものの、拾い読み程度で終わってしまいました。M1秋学期になってからは、コーポレート・ファイナンスなど大学院に来た本来の目的の方で忙しくなってしまいました。今後もしばらく忙しいので、もう諦めます。
まぁ、俺が今後進むキャリアで必要なレベルはもう大体理解したので、よいでしょう。

数理ファイナンスというよりミクロ経済学の本も混ざってますが、まぁ、お気になさらずに。
確率過程やファイナンス理論を理論的にしっかり理解したい方々は、いずれも名著なので是非手にとってみてほしいですね。ただし、数学の正規教育を受けている俺でも手強く時間をしっかりとらないと理解不能なレベルなのでご注意を。
残念ながら、俺は在学中はもう読まないと思う。3万円弱が積読なんて…(泣

◆ 金融経済学の基礎

ファイナンス理論を理解するための中級教科書(らしい)。ミクロ経済学的な取扱いが徹底しているイメージです。なのでミクロ経済学に慣れてないと読んでて少し疲れます。(苦笑
添え字付きの行列演算がすごい出てきて、相対性理論を学んでいるような気分になります。物理屋としてはもう少しスマートに数学表現できると思うのですが、経済学者的にはこちらがよいのでしょうか?


金融経済学の基礎 (ファイナンス講座)
池田 昌幸
朝倉書店
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おすすめ度の平均: 4.5
5 ファイナンスを勉強するすべての方に
5 日本語で書かれた最高の教科書。
3 基礎にしては難しすぎ!
5 絶対お買い得



◆ ファイナンスの数学的基礎―離散モデル

次のダフィの本が難しすぎるというか初歩的な部分を端折りすぎているので買った本。著者いわくダフィの前半の離散時間部分をしっかりと理解することを目的に書かれているとのこと。金融経済学の基礎よりは数学的にはスマートな取扱いになっているので、数学が得意な人にはこちらの方が読みやすいと思います。
おそらくこの本をしっかり読むとICSでのファイナンス理論系の授業の基礎部分は完璧に理解できると思われる。


ファイナンスの数学的基礎―離散モデル
津野 義道
共立出版
売り上げランキング: 82619
おすすめ度の平均: 4.0
4 離散モデルの書籍の中で最高



◆ 資産価格の理論―株式・債券・デリバティブのプライシング

いろいろなところでファイナンス理論を理解するための最高の教科書という評価を得ている名著です。ICSの授業でもこの本を参考図書に入れるところも多い。そりゃあたりまえで、大橋教授、本多准教授が訳しているわけです。(笑
ただし、切れ味よすぎる感じがあります。数学的には一応理論物理をやってた俺にはなんとかなると思うのですが、背景となるファイナンス知識がないと多少意味がわからなくなります。数学的にはわかるけど、だからなに?みたいに。一通り押さえた上で読むべきだと思います。


資産価格の理論―株式・債券・デリバティブのプライシング
ダレル・ダフィー 山崎 昭 桑名 陽一 大橋 和彦 本多 俊毅
創文社
売り上げランキング: 81831
おすすめ度の平均: 5.0
5 ファイナンス理論、金融工学の決定版



◆ ファイナンスの確率解析入門
連続時間の確率過程を取り扱った本。本来確率解析を理解するために必要なルベーグ積分などの抽象数学を使わずに大学教養課程レベルの数学で説明した本。誤植がすごい多いらしいが、ちゃんと計算過程などを自分で追える人にはよいと思う。いまだにこの本だけは卒業までに読みたいという野望が少しはある。


ファイナンスの確率解析入門
藤田 岳彦
講談社
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おすすめ度の平均: 3.0
2 Pre-Print ?
2 ダイヤモンドの原石のような本
3 良い本らしいが・・・
5 オリジナリティあふれる良書



◆ ファイナンスのための確率解析 2 (2)
金融数理の基礎の授業でこの本の第Ⅰ巻を読んで非常にわかりやすかったので、おもわず衝動買いしました。連続時間での確率解析の決定版という感じでしょうか。上の本と違って一切手加減なし。(笑
測度論や集合論などはさっくりと最初の本で説明しているため、当然前提だし、確率解析をしっかりと理論的に取り扱っています。
パラパラ見ていると、とても俺がしっくりするレベルで書かれています。理論物理屋の俺がしっくり来るということは、ほんまもんの数学だということですね(笑
ちょこちょこ読むと、もやもやっとしていた内容がとてもクリアに理解できます。数学の正規教育を受けた人はぜひ読むとよいと思います。


ファイナンスのための確率解析 2 (2)
S.E.シュリーヴ
シュプリンガー・ジャパン株式会社
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2009/03/13

コーポレート・ガバナンスの経済学

コーポレートガバナンスの経済学―金融契約理論からみた企業論
小佐野 広
日本経済新聞社
売り上げランキング: 42402
おすすめ度の平均: 4.0
4 コーポレートガバナンスの良きサーベイ




せっかくコーポレート・ファイナンスを勉強してるので、コーポレート・ガバナンスについても一冊読んでおこうと思って読みました。
速読の練習ついでにざーっと読んだだけですが、非常に簡潔にまとまっててガバナンスの概観を押さえるにはよい本ですね。
理論部分は少し簡単に書きすぎて多少わかりづらいですが、この手の理論は真面目に論文読んでも意外にすっきりと理解しづらいのでこんなもんでよいかと。実証結果についても豊富な例が書いてあるのと特定の結果のみ紹介するのでなくいろんな結果が紹介されているのもよい。
イギリス・アメリカ、フランス・ドイツ、そして日本についてそれぞれ法体系や株主構成の特徴などもしっかりと説明していて、なぜそのような違いが出るかもちゃんと書いてます。日本のメインバンクシステムがどのような役割を果たしていたかも、理論的に説明がなされています。
章構成としては、経営者の規律付けのための内部制度、つまり取締役会とか報酬契約をどうするかという内容にはじまり、株主構成はどうあるべきか、負債による規律付けの効用、ベンチャーキャピタルの役割と、コーポレートファイナンスで学んだ主要項目のそれぞれについて理論・実証から詳細な説明が書かれています。
まー、ざーっと読んだだけなので、詳細は理解しきってませんが、一通りのところは押さえられたように感じます。コーポレート・ガバナンスに興味があるなら一読しといてもいいかも。日本語だし。

2009/02/21

コーポーレートファイナンスの本質的理解のために

Financial Markets and Corporate Strategy
Mark Grinblatt Sheridan Titman
McGraw Hill Higher Education
売り上げランキング: 851459

コーポレートファイナンスの基礎の指定教科書。850ページの分厚い教科書。

中級の教科書であり、和訳されている有名なコーポレートファイナンスの教科書よりは難しい。特にファイナンス理論の取り扱いが、そこまで難しくない、しっかりと取り扱われている。

エージェンシー問題などもすべて簡単なモデルを使って説明しているので、かなりわかりやすい。著名な教科書たちに比べると理論的な部分が強い分、実例などは若干少ないかもしれない。

初学者はこれを読んで、コーポレートファイナンスの背後にある理論をしっかりと理解することがお勧め。これをしっかり理解すれば、コーポレートファイナンスやコーポレートガバナンスの理解がかなり深まる。

とかいいながら、英語の教科書はリファレンスとしては使いにくし、実例に乏しいので実務で出会う疑問をかいけつするには、ブリーリー・マイヤーズの教科書などがあるとよい、(俺も結局買ってしまったし)

コーポレート ファイナンス(第8版) 上
リチャード・ブリーリー スチュワート・マイヤーズ フランクリン・アレン
日経BP社
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コーポレート ファイナンス(第8版) 下
リチャード・ブリーリー スチュワート・マイヤーズ フランクリン・アレン
日経BP社
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2009/02/20

実務金融取引法 期末レポート

さて、秋学期最後のレポートである実務金融取引法のレポートが終わりました。

『以下の5人の各講師の講義の中から一人を選び、その講義内容で
関心を持った点につき論ずること。

【各回講義タイトル】        【講師名】
(1) 種類株発行によるファイナンス   石津 卓
(2) 買収ファイナンス           杉山泰成
(3) 証券化とサブプライム問題     上野 元
(4) シンジケートローン          上野正裕
(5) 代替投資ファンド           五十嵐 誠』

というものでした。3以外は出席してたので、どれでもかけたのですが、どうせレポート書くなら少しは勉強したいなと思ったので、興味が少しある『種類株発行によるファイナンス』を選択してレポートを書きました。

この『論ぜよ』というのが、理系の俺には結構くせものでそもそもなにをすればよいかわからん。(苦笑
まぁネットでいろいろとそもそもこの手のレポートはなんなのかということを調べたところ、関連するテーマで好きなことを書けばよいとのこと。

というわけで、商事法務や金融法務事情から種類株に関する記事を探し出して読んでみました。
『種類株式の買付けを通じた上場企業の買収とTOB規制』
『種類株式に対する公開買付規制の適用』
『上場種類株式の設計・発行に関する実務上の留意点』
『企業法実務の観点からの新会社法』
会社法であそぼのブログ記事なんかも、最近はこういうときにチェックするようにしてます。
『「普通株式」と種類株式』

ちなみに、上にある『上場種類株式の設計・発行に関する実務上の留意点』は、会社法であそぼ。の葉玉さんも著者の一人なんですが、かなり面白かったです。
種類株式を上場する場合にどのように設計すればよいか、ということが実際に唯一上場されている伊藤園の優先株式を例にして書いてあります。勉強になります。
と、思って探していたら、『新・議決権制限プラン』というのがブログでも書いてありましたね。これ、レポート書く前に見たかったなぁ。(笑
他にも、レポート自体にはあまり役に立たなかったのですが、↓の本も買ってざーっと目を通してみました。おもろそうな本なので、いつかちゃんと読みたいかも。というか、春休み中にじっくりと読んでおこうと思います。

戦略資本政策―新時代の新株予約権・種類株式活用法
野口 真人 中嶋 克久
中央経済社
売り上げランキング: 72835
おすすめ度の平均: 5.0
5 実用的
5 参考になりました
4 種類株式に興味のある方は必見
5 全体的に分かりやすい

んで、問題のレポートについてですが、自分が実務において興味があることを書こうと思ったのですが、あまりなかったので、結局のところは『M&A最強の選択』と『会社法を活かす経営』を読みながら、「敵対的買収防衛策における種類株式の利用方法について」という題名でいろいろ調べた結果をまとめるだけという結構しょぼいレポートになりましたとさ。(苦笑

でも、個人的にはいろいろと文献を調べて結構勉強になったので、とても満足なレポートでしたよ!

2009/02/04

実務金融取引法 week15

最後の授業だったのと、プロジェクトファイナンスというのがどこまで実務上使われているのかに非常に興味があったので、是非とも受講したかったのですが、今年度2度目の喘息症状悪化だったので、やむなく断念。
これだけは、来年度また受講したいっすね。

(2010年 追記) 結局履修せず、なんてもったいない…


●第15回(2/3)【プロジェクトファイナンス】 講師:佐藤長英

1.国内PF案件
(1)典型的PFI事業のキャッシュフローの特徴と留意点
(2)民間収益事業並行実施型PFI事業
(3)完全独立採算型PFI事業
(4)テイラーメイド型PF的事業
2.海外PF案件
(1)電力案件と資源案件
(2)権益買収案件
(3)ECAファイナンスの特徴

2009/01/28

実務金融取引法 week14

●第14回(1/27)【保険分野における業法上の規制】 講師:古井健司

保険商品の販売に関する規制のうち、保険会社・募集人(代理店)に対する業規制、行為規制について概観し、特に最近の議論の中で、契約者保護の観点から重視されている契約者に対する説明責任・保険商品における適合性の問題、さらに、顧客ニーズに応える情報提供や顧客対応を行う態勢整備のあり方についても触れることとする。

さすがにまったっく興味がなっかったの欠席。

(2010年 追記) 金融業界向けサービスを提供してたのに、なんで興味を持たなかったか不思議。知らないものこそ、履修!という気合がなかったのが残念。

2009/01/13

実務金融取引法 week12

シラバスは
●第12回(1/13)【代替投資ファンド(ヘッジファンド・プライベートエクイティファンド等)】 講師:五十嵐誠
1. 金融商品取引法上の集団投資スキーム規制
(1) 規制の概要-販売と運用に関して
(2) プロ特例業務その他登録義務適用除外について
2. プライベートエクイティファンド
(1) 現行の典型スキームと法的諸問題
(2) LPS、有責組合への金商法等の影響
3. ファンドオブヘッジファンズ
(1) 現行の典型スキームと法的諸問題
(2) 外国投信/投資法人への金商法等の影響

です。

ご本人曰く、こんな状況になるのであればテーマはファンドにするんじゃなかったとのこと。(苦笑
内容としては、バイアウトの授業で聞いたビークルの話の発展版という感じでしょうか。

ただ、他の授業でもなんども聞いているトピックで、少し重複感があったことは否めない。まぁ、講師の方には責任はまったくないですが…苦笑

ただ、この授業ではバイアウトファンド、つまりプライベート・エクイティだけでなく、ヘッジファンドとかファンズオブファンズなども取り扱っていたのが、ちょっと違ったところかな。

2008/12/16

実務金融取引法 week11

さて、西村あさひ法律事務所の先生方による講義第11回ですね。

前回は「証券化とサブプライム問題」というテーマだったので、とてもでたかったのですが咳喘息がひどく断念しました。うーむ、この授業は少し休みがちですね。来春もあるらしいので、休んだテーマだけ出るのはよいかも。

さて、今回のシラバスはこんな感じ。

●第11回(12/16)【シンジケートローン】 講師:上野正裕
1. シンジケートローン契約の概説
2. エージェントの役割
3. シンジケートローン契約の主要な内容
4. 担保付シンジケートローンに関して
5. クロスボーダーのシンジケートローン契約に関して

シンジケートローンの組成の概要の箇所ではアレンジャーとエージェントの解説がありました。
アレンジャーは借入人と契約関係がある存在で、他の金融機関とは契約関係がないです。IPOのときの投資銀行のような位置づけでしょうか。
逆にエージェントは各金融機関から委託を受ける立場になるので、シンジケート参加者の代表という位置づけですね。

エージェントは通常貸付人を兼ねることから、ある種のエージェンシー問題が発生します。各貸付人に対して負っている義務と、自らの利得の対立ですね。
このエージェントと他の貸付人や、貸付人相互間の利益相反の場合のケースがいくつか説明されました。この辺の法的取り扱いは結構おもろいです。

残りはシンジケートローン契約の概要や、クロスボーダーのシンジケートローン契約などの概要が説明されましたが、この辺はよくわからんかったので、復習が必要ですね。ただ、為替差損などのリスクを借入人が負担する契約が有効かどうかなど、通常の契約とはまったく違った観点があるのが新鮮でした。
全体的には以前M&Aファイナンスで学んだ内容をベースに、法的取り扱いを細かくしたというところでしょうか。
事業会社の立場からすると、金融機関側の利害対立などは実務上はあまり役に立たないものの、M&AやMBOなどをする場合の経営者の立場からすると知っておいて損はないのでは?

ちなみに全15回の残りは
●第12回(1/13)【代替投資ファンド(ヘッジファンド・プライベートエクイティファンド等)】
●第13回(1/20)【デリバティブ取引】
●第14回(1/27)【保険分野における業法上の規制】
●第15回(2/3)【プロジェクトファイナンス】
12回と15回は間違いなく興味あるので楽しみですね。13回も14回もシラバスを見る限り楽しそうなので、頑張って聞きましょう!

2008/12/10

実務金融取引法 week10

残念ながら体調不良で欠席でした。シラバスより引用すると、下記の通り。

●第10回(12/9)【証券化とサブプライム問題】 講師:上野 元
1. 証券化商品の基礎的理解
2. 各種証券化商品の特徴
3. モノラインとは
4. 二重証券化商品の概要
5. サブプライム問題が発生した背景
6. 日本における影響
7. 証券化は「悪」か?

2008/12/03

実務金融取引法 week9

今回はシラバスによれば、

第9回(12/2)【イスラム金融】 講師:斎藤 創
イスラム諸国の経済発展、オイル価格の高騰、ムスリム意識の高まり等に伴って、近時、世界的に注目を集めているイスラム金融について、利子の禁止等のイスラム法(シャリーア法)の基本的な概念やイスラム金融の基本スキーム例について簡単に紹介した後、本邦金融機関等がイスラム金融商品を組成・販売・投資等する場合に問題となる日本法上の諸問題点につき、当該時点での銀行法の改正内容、諸外国の動向等を踏まえながら紹介する予定です。


うーむ、イスラム金融自体は興味があったのですが…
日本法上の解釈や取り扱いなどの法的側面が中心だったので、途中でつまらなくなり内職してしまいました。
まぁ、イスラム金融の感触はわかりましたね。あと基本的なスキームも。

(2010年 追記) いまさら仕事で少しイスラム金融が絡んでいるので、もっと真面目に聞けばよかった…

2008/11/26

実務金融取引法 week8

さすがにまったく未知の分野だったため、敬遠して欠席。
(2010年追記) 今思えば、知らないものこそ出ておくべきだった。

●第8回(11/25)【ハイブリッド証券発行】 講師:吉峯亮子
1. ハイブリット証券の種類と仕組み
・ハイブリット証券の性質
・優先出資証券
・劣後債
2. 優先出資証券・劣後債のBIS規制上の位置づけ
3. ハイブリット証券の応用

2008/11/11

実務金融取引法 week6

●第6回
新株予約権・種類株発行によるファイナンス】 講師:石津卓弁
・会社法における種類株式制度
・種類株式の活用法
・種類株式の上場

種類株というのは、最近少しづつわかってきたので、タイムリーといえばタイムリー。
とはいえ、メザニンファイナンスの勉強の途中で出てきたのと、ソフトバンクの種類株上場のニュースを読んだくらいですが。(こことか、ここをどうぞ)

Google が種類株を上場してるのも、有名ですよね。(こことか、どうぞ)

授業自体は、会社法における種類株の種類や、活用方法、上場会社の種類株上場についてなどが、結構淡々と説明されたけど、非常に興味深い内容でした。理解がとても深まりましたねー

優先株ってかならず議決権が制限されると思ってたら、そうでもないんですね。一般に上場されたら、優先株と普通株で取引価格が違うんでしょうねー、そんな時代がくるのかしら?

2008/11/05

実務金融取引法 week5

グローバル・オファリングについてです。『一般的に株式や債券等の有価証券を複数の市場で同時に募集、売出しをすることをいう。』とのことです。

講師曰く、500億円を超える公募増資になるとグローバルオファリングを考える投資家が増えてくるとのことです。
また,今後想定されるグローバル・オファリングとして郵政公社をあげてましたね。郵政が上場するのであれば,あの規模なら間違いなく,グローバル・オファリングになると。

※ このページが授業の内容にマッチしてそう。


さて、授業ではグローバル・オファリングを大きく3つのパターンに分けて説明されました。
正直なところ、私の知識ではすべてはフォローできなかった。(泣


1) U.S. Resistration + 諸外国
要はアメリカのSEC(Securities and Exchange Comission)へ登録するパターンです。
このSEC登録というのは非常に厳しい基準があり,最初の登録申請時にはすごい量のコメント,しかも単純な訂正とかじゃない実質的なコメントが来るそうです。
そのため相当な時間がかかることを覚悟した方がよいようで,仮に日米同時上場などを検討する場合は,こちらのSECスケジュールに合わせるしかないので,ボトルネックになるんだとか。
また,当然US GAAPに従った財務諸表が必要になります。逆にUS GAAPに従った財務諸表で日本に上場することはできるので,会社によってはUS GAAPだけ作って,日米両方で開示している企業もあるそうです。
代表例としてトヨタ自動車が紹介されました。このページを見ても米国会計基準に従った財務指標を紹介してますなー

2) 144A の適用(米国で発行増資するけど、SEC登録はしない)
バイアウト・ファンドなどのビークルのところで出てきた適格機関投資家を含む少数投資家への金融商品の販売というやつと同じだと理解しています。(バイアウトファンドでも一般へ金融商品を売買する機関と認定されると、非常に厳しい規制が発生するので、要はプロのみ相手にすることで、その規制を逃れるようなことをよくするらしい)
冒頭で引用したサイトが非常にわかりやすいですね。
『適用除外規定は一般に「セーフハーバー・ルール」と呼ばれ、証券法のルール144Aがそのひとつにあたります。セーフハーバー・ルールとは、要求される一定の手続に従っていれば原則として規制の対象からはずされる、という内容の条項のことを言います。』
SECの登録をまぬがれるのと,JP GAAPの和訳の財務諸表でいいところなどが楽ちんなところだそうです。

3) 米国以外
ここは授業ではすごいさくっと紹介されました。要は米国の規制外は楽ちんですよーという程度でした。(笑
最後にグローバル・オファリングのメリット・デメリットがざーっと紹介されました。
特に強調していたのが,企業再編行為を行う場合はU.S. Registration の対象になってしまうため,144Aでオファリングした会社でも合併等をした場合は,U.S.Registrationの対象になっちゃうのでSEC登録の負担が発生してしまうらしいです。


なんとなくざっくりでしたが,さわりの部分を理解できたように思いますね。少しづつ,いろいろな金融実務の知識が増えてきているようで満足ですねー
来春もあるようなので,面白いと思ったやつだけは,春にも聞いてみると,また一つ成長した視点で聴講できるかもー

2008/10/29

実務金融取引法 week4

残念ながら体調不良で欠席でした。シラバスより引用すると、下記の通り。

●第4回(10/28)【外債発行Ⅱ-非居住者外債(サムライ債)】 講師:江畠秀樹
社債振替制度の導入により近時見られるようになった現物交換債に関する論点などを中心に最近のサムライ債に関する話題を採り上げる予定です。

2008/10/21

実務金融取引法 week3

【外債発行Ⅰ–居住者国外債(CB)】 講師:安田三洋
・商法、外為法の変遷と外債の歴史
・外債発行に伴なう諸契約の関係
・会社法上の問題(外債は社債か、社債権者集会の問題、社債管理者の問題)
・振替法(株券電子化法)上の取扱いにおける問題
・開示上の問題(金融商品取引法)
・租税特別措置法上の取扱い

という内容になります。正直、まったく得意分野でなく、まったくの未知分野 苦笑

最初は外債発行関連法制の改正と外債の変遷と、戦前からの商法・会社法、証取法・金商法、外為法などがつぎつぎと説明されました。
いやぁ、法律の授業ってこんな感じなのかぁと、という感じ。ところどころで知らない用語(というかほとんど全部…)を同期に聞きながら、興味があるところだけ集中して聞いてみましたね。

そもそも外債ってなに?とか、発行のインセンティブってどこにあるの?市場はあるの?みたいなレベルだったので、知ってるのを前提とした実務的なポイントの講義は結構つらかったです。

ただ、社債やワラント債、新株予約権の株式交換や合併の際の取り扱いの部分や、外債が社債ではないと法解釈された場合の問題点などは興味を持ってきくことができました。

まぁ、総合的な感想としては、まずは社債に限らず、普通株式とシニアローン以外の資金調達手段について、もっと勉強しなきゃということですね。

どのような種類の手段があって、どのような市場があって、どのような投資家がそれをほしがり、企業はなぜそれを発行するのか、ここをちゃんと理解しないという確信を得たのが、今回の授業の成果ですねー
中身は申し訳ないが、よくわかんなかった…(苦笑

2008/10/15

実務金融取引法 week2

前金融庁長官の五味廣文さんがゲストスピーカーでした。
いや、いまさらwikipedia を読んで結構すごい人なんだなぁとか思ったりしました。(苦笑

テーマは「金融における行政の役割」ということで、2つのトピックについてお話していただきました。

1つ目は、バブル崩壊時の日本における金融不安の発生とその対応ということで、プラザ合意からなぜバブルが発生したのかに始まり、どのように行政が法律を作り失われた10年に対応したのかについて非常に詳しく説明してくれました。
おかげで、この2年で経済とかに興味を持ったような俺にも、バブル崩壊後になにがあったのかをよく理解することができました。またタイムリーなことに、サブプライム問題との対応も非常によくわかり満足でしたねー
この話を聞いたうえで、バブル崩壊の分析をした本でも読んでみたいっすな。
個人的におもろかったのが、野中が官房長官時代に金融危機に対応するために、国難であり野党とか与党で戦っているときではない!と野党丸呑みで法案を成立させたところでしたね。長銀破綻の寸前で対応可能な法案を無理やり成立させたあたりに、ある意味政治家とはこうでなくてはという部分を感じました。(まぁ、ほかにはいろいろやってた方らしいですが…)


2つ目は、不良債権問題正常化後の金融行政のあり方ということで、「ベター・レギュレーション」という考え方を説明しました。まだこの辺はしっくりこなかったのですが、「ルールではなく原理原則で監督する」ということのようです。
印象的だったのは、欧米では監督行政と金融機関で人材交流が盛んなため、行政と実務での常識に一致があるため原則による監督というのが上手くいく一方で、日本では人事交流がまったくないため常識が一致しないのが問題だそうです。
なので、人事交流をもっと有効にせんといかんとおっしゃってましたねー
確かにアメリカのポールソン財務長官は、ゴールドマンサックス出身だしねー
なるほどー

2008/09/07

外国人投資家の視点

会計・バリュエーションの基礎のゲストスピーカーで来ていただいた菊池さんの本です。面白そうなので買ってみました。
ちなみに、この菊池さんという方はメリルリンチ証券の方なのですが、よく新聞で名前を見ますねー


外国人投資家の視点
外国人投資家の視点
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菊地 正俊
PHP研究所
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おすすめ度の平均: 4.5
4 最近の株式投資関連注目点の手頃なまとめ。
5 外国人投資家について知りたいなら是非!
5 市場の乱高下の理由を知るには
5 お勧めの本です
4 日本特殊論ではなく、その先の視点



さて、中身は題名の通りです。菊池さんが仕事を通じて外国人が日本株式をどう評価してあるのがデータとともに詳細に示してあります。本人の主張を書いた本でなく、外国人投資家の日本株に関する客観的事実をまとめたという本になります。
まず日本株式市場にとっての外国人投資家の影響力や、外国人投資家の分類が第1章で説明されます。プライベートエクイティファンドや、国富ファンド・オイルマネーなどの最近の影響増加なども説明されます。
第2章では、外国人投資家が日本市場をどうやって評価するかが焦点です。マクロ環境的には日本株は評価が低いそうです。そりゃそうだ。人口が減少してるし、新興国に比べると成長力も低い。また政治の混乱もひどい。小泉首相は評価が高かったが、それ以降はきわめて低い。またコーポレートガバナンスがどう評価されてるなども。
第3章が一番インパクトが強かったですねー
日本は既にアジア株の一銘柄に過ぎないということがよくわかります。米国や中国の経済の影響の連動も大きく、日本という存在だけではなく、世界においてどのようなポジションを取っていくのがよいかなどが議論されます。
第4章は、村上ファンドやスティールパートナーズのように、最近増えてきたアクティビスト・ファンドについて説明されます。必ずしも悪い意味だけではかかれず、彼らの行動の根本原理を説明します。
また、アクティビスト・ファンドの株主提案がすべて2007年にNoとなったことから、日本への失望感が広がってる等が書かれています。今年はアデランスでスティールがいろいろやったので、少しは状況は変わってきているのでしょう。
最後がM&Aですね。M&AやMBO、グループ再編など外国人投資家が評価するポイントが書かれています。日本ではもっとM&Aが増えるべきだというのが彼らの主張らしいです。
と、いろいろなトピックがあるので、とりあえず最初から最後まで読んでみると、外国人投資家というのがコーポレート・ファイナスやコーポレート・ガバナンスに如何に忠実に行動しているかということが実感できますねー
株式投資をやってる人なら、一読しても損はないのではないでしょうか。

2008/08/31

金融工学入門

この本も第14章~第16章を読み終わっていないので,読み終わってからブログに書こうと思ってましたが,手がまわらないのでとりあえず書いておきます。

2008年春学期で,もっとも真面目に読んだ本ですね。おかげで,ファイナンス理論の基礎を乗り切ることができたといっても過言ではないでしょう。また秋学期でもなんどか読み返すことになると思われます。

金融工学入門
金融工学入門
posted with amazlet at 08.08.30
デービッド・G. ルーエンバーガー
日本経済新聞社
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おすすめ度の平均: 4.5
5 理系には絶対お勧め!
5 工学的見地から書かれた俯瞰図的名著
4 金融知識の整理に最適



さて,この本はまさにファイナンス理論の基礎を丁寧に説明してくれる本です。
大学1年クラスの数学があれば問題ないレベルの数学しか使われません。線形代数が使われないので,簡単な微分積分ができれば読めるレベルです。
第Ⅰ部で債券や金利の期間構造や,一般の投資などのようにキャッシュフローが確定しているモデルを取り扱います。第Ⅱ部は一期間確率的モデルということで,おもにマルコヴィッツモデル・CAPM・APTなどが取り使われます。第3部がデリバティブですね。第Ⅳ部は読んでいないのでなんともいえませんが,応用編のようです。(苦笑


非常によい本ですね。ただ,入門書特有で,多少よくわからん手の抜き方をして書いているところがあり,論理の飛躍や説明不足が多少あるようにも思います。
なので,数学的取り扱いがしっかりしていて同じ範囲をカバーしている『現代ファイナンスの基礎理論』とあわせて読むとよいと思います。こっちの方がミクロ経済学を強く意識している第9章などが,本多先生の授業対策にはおすすめかもしれませんねー
春学期はこの本を学ぶことに重点がおかれていたため,本当にお世話になった一冊ですね。ぜひぜひ皆様もお読みください。
第14章~第16章はいつか読むかもしれませんが,おそらくそのときは別のアドバンスドな本を読むと思うので,もう読まないかもしれませんね。(苦笑