ちなみに、この菊池さんという方はメリルリンチ証券の方なのですが、よく新聞で名前を見ますねー
菊地 正俊
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さて、中身は題名の通りです。菊池さんが仕事を通じて外国人が日本株式をどう評価してあるのがデータとともに詳細に示してあります。本人の主張を書いた本でなく、外国人投資家の日本株に関する客観的事実をまとめたという本になります。
まず日本株式市場にとっての外国人投資家の影響力や、外国人投資家の分類が第1章で説明されます。プライベートエクイティファンドや、国富ファンド・オイルマネーなどの最近の影響増加なども説明されます。
第2章では、外国人投資家が日本市場をどうやって評価するかが焦点です。マクロ環境的には日本株は評価が低いそうです。そりゃそうだ。人口が減少してるし、新興国に比べると成長力も低い。また政治の混乱もひどい。小泉首相は評価が高かったが、それ以降はきわめて低い。またコーポレートガバナンスがどう評価されてるなども。
第3章が一番インパクトが強かったですねー
日本は既にアジア株の一銘柄に過ぎないということがよくわかります。米国や中国の経済の影響の連動も大きく、日本という存在だけではなく、世界においてどのようなポジションを取っていくのがよいかなどが議論されます。
第4章は、村上ファンドやスティールパートナーズのように、最近増えてきたアクティビスト・ファンドについて説明されます。必ずしも悪い意味だけではかかれず、彼らの行動の根本原理を説明します。
また、アクティビスト・ファンドの株主提案がすべて2007年にNoとなったことから、日本への失望感が広がってる等が書かれています。今年はアデランスでスティールがいろいろやったので、少しは状況は変わってきているのでしょう。
最後がM&Aですね。M&AやMBO、グループ再編など外国人投資家が評価するポイントが書かれています。日本ではもっとM&Aが増えるべきだというのが彼らの主張らしいです。
と、いろいろなトピックがあるので、とりあえず最初から最後まで読んでみると、外国人投資家というのがコーポレート・ファイナスやコーポレート・ガバナンスに如何に忠実に行動しているかということが実感できますねー
株式投資をやってる人なら、一読しても損はないのではないでしょうか。
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