ある程度、テーマについて自分の問題意識が明確になってきたら、既存研究をおさえる必要がでてきます。
既存研究は、自分の場合は書籍でした。論文が検索できれば最高なのですが、一般人は論文を検索する方法がないですし、あったとしても最新論文は英語ばっかりだし、そもそも適切な既存研究を検索するには相当知識が必要なので、実際問題としては厳しいかと思います。
(院試塾の指摘でも、論文検索をしましょうとあったけど、最後までできなかったです…)
というわけで、専門書を数冊本屋でさがしてみましょう。テーマと同じ領域を立ち読みでもいいですし、じっくり読むのでもいいので、いろいろと漁ってみましょう。
いくつかの既存研究を読んでると、自分の問題意識についての手がかりが得られるはずです。
ここで、答えがそのものずばり書籍に載ってたらアウトです。テーマを考え直しましょう。(泣
ただし、その方法が現実的に自分の問題を解決できるかどうかについては、ちゃんと考えてみてください。コストがかかりすぎるとか、実際には実行不可能な場合は、同じ概念のもっと簡単な実現方法というテーマで研究計画を立てるのも可能です。
「業務担当者にとって実現可能な方法論の確立」みたいな感じで、研究計画を立てるのもありです。(実際に、自分はこれでした。)
まぁ、どちらにせよ既存研究を勉強すると、部分的に課題を解決できたり、逆にまったく役に立たなかったりするはずです。
その内容を研究計画書に記述してください。
研究とは必ず既存研究を抑える必要があります。これは工学修士を取ったときの研究も同じでした。
既存研究はどこまでおこなわれているのか、自分の研究は既存研究に何をプラスするのか?既存研究は自分の問題の解決に何が足りないのか?自分の研究は既存研究にくらべてなにが実現できるのか?
この辺を研究計画に盛り込むことは非常に大事です。
自分がちゃんと専門領域を勉強していることをアピールすることにもなりますからね。
そして、既存研究の内容を踏まえて、研究計画の基本ロジックを見直すと、より基本ロジックが洗練されます。
ここでも、必ず添削サービスなどを使って、既存研究と研究計画の整合が取れているかを第3者に確認してもらってください。
この辺になってくると、いろいろ書きたいものが出てくるので、矛盾してたり、なに言ってるかわからなくなりがちです。
0 件のコメント:
コメントを投稿