2008/01/07

研究計画書の書き方(2)

さて、基本作法を理解したら、次はテーマ選定ですね。
これまた、私の場合を書いておきます。

前にも書きましたが、大学院入試で合格するためには、このテーマ選定が一番大事だと思われます。

基本的には以下のフローになると思います。

1)テーマ決定

2)基本ロジックの構築

3)ロジックの裏づけのためのお勉強

4)お勉強をロジックに反映
※ロジックが完成するまでは2~4の繰り返し

5)詳細に落とし込む
※ 必要に応じて2~4を再度繰り返す

6)完成

やって一番嫌になるのが、2~4を繰り返していると矛盾が出てくることですね。なので、最悪1に戻ってテーマから決めなおしになることもあるのでは…

さて、自分の場合は、どうやってテーマ選定をしたかを書いておきます。
職場ではDCF法を使って、プロジェクト投資の意思決定をしています。
ところが、割引率について明確なルールがありません。かといって、担当者が割引率を計算するのは現実的でないという実態があります。
そこに対して、学術的アプローチでなんとか改善することはできないのか?
という観点から、『ITサービス産業における割引率の算定について』というテーマを選定しました。
そして、とりあえず院試塾へ概要を送りコメントをもらいました。とりあえず、研究計画書のテーマとして、経営学特にファイナンスの研究テーマとしては悪くないというコメントをもらったので、この方向性ですすめていくことにしました。
このテーマ選定の段階で、第3者のコメントを聞いておくのは非常に大事だと思います。
そもそも、よくわからんとか、つまんないと言われたら、意味がないわけですからね。なので、添削サービス等を利用して誰かに見てもらうことをお勧めします。
まぁ、といっても、研究計画書を作成しながら、なんどもこのテーマじゃ、面白みがないのでは?とか、学術的には既に自明で無価値?とか悩みましたが。(笑
さて、テーマが決まれば次はそのテーマを深堀していって、研究計画の骨格を作っていきます。

2 件のコメント:

  1. トラックバックからやってきました。
    一橋大学大学院の合格おめでとうございます。
    私も、今春から某公立大学院へ進学する予定です。
    日本のビジネススクールは、海外MBAに比べ非常に評価が低いように思われます。
    実際に大学院でこれから学ぶことをブログで公開し、国内MBAの評価が改善されればと考えております。
    仕事に追われても、くじけずにお互い頑張りましょう!

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  2. 同じ時期に国内MBAをとるということで、おもわずトラックバックを送らせてもらいました。
    ちょこちょこのぞかしてもらってます♪
    一緒に、国内MBA評価向上に頑張りましょう!

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