2008/01/13

院試塾の評価

さて、院試塾の畑中先生から合格者コメントを依頼されました。
なので、まず自分のブログで院試塾の感想・評価をしてみます。これを元に合格者コメントを作ろうかな。

なお、今回利用したのは研究計画書作成指導サービスです。他のサービスについては、わからないです。

【良かった点】

やはり添削回数が無制限であったことと、48時間以内に回答がもらえることですね。
実際には24時間~36時間で回答がありました。
ペースメーカーとしては、最適でいかに院試塾へ早く提出するかというのが、頑張るモチベーションになりました。

文書の論理的構造には非常に厳しいチェックが入ります。
この章とこの章の内容が対応していない、もっと並列関係をはっきりとするため用語を統一しないと、この概念とこの概念は本当に対立しているのか、など自分で勝手に考えていた内容の曖昧な点や、考え抜けていない点等を明確に指摘してきます。



文章の記述が弱い場合などは「~の部分はもう少し具体的に」とか、「もっと既存研究を探して内容を豊富に」などの指摘がきます。自分が、よくわからなくて詳細に書くのを無意識に逃げている部分などに気づくことができます。
文章自体を修正してくれることはほとんどないですが、たまに「この表現は、○○した方がよい」などの適切な助言をくれることもありました。大体、そちらの表現にした方がすっきりと論理がつながることが多かったです。
研究が学問的にどういう意義があるのかについては、おそらく研究者ではないわれわれは曖昧になりがちですが、そこも適切に指摘してきます。
以上のように、基本的には「内容を教えてくれる」というより「考えなければいけないポイントを教えてくれる」という指導方法になります。院試塾のトップページにも書いてありますけどね。
あと、個人的に一番嬉しかったのが、「いまの研究計画書のレベルはどうですか?」というストレートな質問にも、言葉を選びながら回答くれたのが嬉しかった。(笑
【悪かった点】
個人的にはあまり悪かった点はなかったですね。
ただし、基本的に今回の指導では、もともと持っているポテンシャルを120%文章化することができたという成果を出してくれました。
なので、もともとの勉強量が足りない、思いが足りない、などの状態で指導を受けた場合は、あまり効果は出ない可能性があります。または、指摘に対して修正をするのに、膨大な勉強量が発生し、時間がすごいかかると思います
(ただし、6ヶ月とか腰をすえてやる場合は別です。大学院に入学する前のよいトレーニングになるかと)
更に特定の大学や専門領域に特化しているわけではないので、大学情報などは入手できませんし、研究のアイデアの根幹のところでは非専門家という弱みがあるのかもしれませんね。
※ただし、一橋大学 国際企業戦略研究科の特別対策があるらしいので、ここには詳しいのかも…
(今回は一般の添削コースだったので、これじゃないです)
…というわけなので、以上をまとめると
・もともと大学院に入学する実力および勉強ができてる人にとっては、短期間で研究計画書を作るという最適の方法
・自分で勉強する習慣が身についている人にとっては、長期間で取り組むのに非常によい
上記以外の場合は、素直に大学院予備校などに通うのがいいかもしれませんね。予備校がどんな感じなのかは知らないので、微妙ですが。(笑

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