うーむ,残念ながら満点ならず…
ランダムウォークの n+1 回歩目が,n 回目以前のコイントスと独立であるという,基本的であまりにも当たり前のことを言及しそこねたため,1点減点の99点でした。確かにそこは自明ではないので,言及すべきだったので,あまり文句は言えず…
というわけで,
中間試験 100点
期末試験 99点
というのが,金融数理の基礎の成績でしたね。数学だけが,ICSにおける俺の得意技なので,満足のいく結果ではないでしょうか♪
まぁ,あまり俺のキャリアでは,数学はほとんど使わないのですけどね
できるにこしたことはないということで,満足でした!
M1のS木です。先日はお疲れ様でした。
返信削除いやあ、さすがですね。うらやましい。俺の場合は逆で、俺のキャリアにとっては、もっと数学ができないと困るんですが。
先日お話した本は前田章の「資産市場の経済理論」です。まだ読んだわけではないのですが、この本の特徴は「はじめに」に書いてあるように、
①一般均衡理論を理論体系の中心に据えた上で、資産価格のマルチンゲール性とそれに連なる議論、そこから派生する議論だけを追及していること、
②モデルの体系として1期間モデルから多期間離散系モデル、さらに連続時間モデルへと段階を踏んでいく形でより高度な概念へと発展させていること、
③それぞれのモデルでは、はじめに一般均衡、次に部分均衡という順番で資産価格を考察し、資産価格評価理論の均衡評価、裁定評価に対応させていること、だと思います。
いろいろな文献を整理して、金融経済学の全体像の骨格を提示したようなイメージです。
ちなみに、著者紹介によると東大大学院工学修士、東京電力勤務の後、1996年にスタンフォードでM.S.、99年にPh.D.(Engineering-Economic Systems and Operations Research, Minor: Economics)となっていますから、本多先生とかぶっている可能性が高いです。
前田さんの本は、Amazonで見る限りおもろそうですねー
返信削除池田さんの本に近いのかしら?
今度本屋で探してみます!