2008/07/02

バイアウト week11

ユニゾン・キャピタルのパートナーの林さんがゲストスピーカーとして講演をしてくれました。

冒頭に、スティールがアデランスの経営陣を交代させた件について、「あれはスティールにとって成功なのだろうか?」という議論をしました。

正直なところ、私は素人なりに、スティールも遂に株主提案を実現させてきてるなぁ…と考えていたのですが、林さんの見解は全く違いました。上場会社に対するアクティビストが実際に経営に関与するようなことは、本来のビジネスモデルからするとそぐわないため、しょうがなくやってるとの認識でした。
日本でのイメージが悪くなってきたため、真面目に経営改善に取り組む姿勢を見せざるをえないとのこと。

という話からはじまり、上場会社アクティビストとバイアウトファンドの違いについて説明をしていただきました。株保有から始まり株主提案となるのがアクティビストで、まず経営陣との会話からはじまり合意後に株を購入するのがバイアウトファンドだそうです。
なので、企業再生やMBOなどの経営陣との協力した案件が主となるとのことです。
他にも、経営関与のレベルとか、ガバナンス・ツールなどの説明を通し、林さんの主張はバイアウトファンドは、企業価値向上のプロデューサーであるとのことです。
監督は経営者で、ファンドマネージャーはプロデューサー。非常によくわかりましたね。
資料が未配布だったので、もっともっとおもろい話があったのですが、よく覚えていません。(笑
でも、とてもバイアウトという業種に興味を持つことができましたねー

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