ゲストスピーカーということで、株式会社インテグラルの取締役パートナーの水谷さんがファンド設立について講義をしてくれました。
この方は、ICSの卒業生で、三菱商事-モルガンスタンレー-GCA-インテグラルと、M&Aアドバイザーからバイアウトファンドへとやってきている方ですね。多分、昨年の入学説明会で話して方と同一人物かと。
インテグラルという会社の紹介が最初にあって、長期的な投資を前提としたバイアウトという従来の日本にはなかったタイプのバイアウト・ファンドだそうです。確かに、どうせ売られちゃうファンドと一緒に経営したいと思う人はいないので、確かにニーズはあるのかなと思います。本人たちは水面下ではじめたいらしいので、説明はこの辺にしときます。(笑
後半は、ファンドレイズということで、投資事業有限責任組合モデル契約という資料を使いながら、ファンド組成について説明していました。
この資料は、M&A法務の第一人者の弁護士の先生が書いたらしく、よく出来てるものとのこと。
バイアウト・ファンドというのが、無限責任パートナーと有限責任パートナー(機関投資家とか)の出資で構成され、どのような利益配分がなされるのかとういうところ説明はすごくよくわかりました。
ああいう職業の人たちは、無限責任なので、すごいリスクが高い分成功するととてつもない報酬が入るんですねー
他にも、いろいろと興味深い内容がありましたね。キーマンがやめたらファンドは中止とか、結構機関投資家はこういうファンドについて注文が多く、この契約モデルではその辺がしっかりと書いてあります。
内容が豊富だった以上に、事業会社に勤めている自分からするとまるで異世界のスーパーマンみたいに見えました。(笑
自分の腕だけで、企業を買収し、成長させ、企業経営者・ファンド・自分たちのWin-Winの関係を築ける人たちってすごいですよね。あこがれちゃいます。まぁ、全然およびませんが。
というわけで、かなり新鮮でコーポレート・ファイナンスやM&Aを学ぶ上での、大いなるモチベーションをいただくことができました!
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