2008/11/11

M&Aの法務(国際事業再編) week4

今回は Merger Control、日本語で企業結合規制ということで、各国の独占禁止法についての講義になりました。これが、なぜMerger Control というのかは少し不思議…?

ちなみに今回からこの授業については、ブログは多少はしょろうかと。
法務面の注意点などが淡々と語られるので、聞くのは楽しいのですが、それをダラダラ日記に書いてもなーという気がしてきたので。(笑

先生の専門ということで、一番厳しいと思われるヨーロッパの独占禁止法について非常に詳細に説明がされました。スライド20ページくらい!(笑

独占禁止法の審査対象になる基準や、事務手続き、手続き期間、機関などなど。また、EUの定めたガイドラインについても説明されましたねー
続いてアメリカについても同様に説明され、最後に少しだけ日本についても説明されました。
日本だけが事前審査でなく事後審査のため、当局に聞いてみないとわからないという非常にリスキーな国らしいです。現在国会に改正法案が出てるらしいけど、ねじれ国会でとまってるらしい。(笑
ちなみに、今回の一番のポイントは、独占禁止法とは買い手と売り手の国籍は関係ないんですね。
例えば日本であれば、日本の競争環境を阻害するようなM&Aであれば、世界中のどこで行われようと日本の独占禁止法の対象になると。
なので、実際にディールをやるほうも非常にリスクが多いわけです。どの国でも法律は常に改正されているので、それをウォッチする専門チームが、ローファームにいるらしいです。
いやぁ、ここまで細かくやっていただくと、とてもよく独占禁止法がわかりました♪

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