講義当時に来年3月に書籍を発売しますと言っていたのが、出版されているようなので冒頭で宣伝しといてあげよう 苦笑
ここでは主に米国民事訴訟に焦点を当ててました。アンダーソン・毛利・友常法律事務所の寄附講義では、より一般的に取り扱ってた一方で浅かったですが、こっちは米国に絞っているので、かなり深く議論されていました。特に日本企業が被告とされる事例が前提。
日米の訴訟制度の違いやそれから発生するリスク、特にディスカバリーにおける秘密保護の問題や高額の損害賠償請求などや、米国での訴訟回避のコツなどが講義で説明されました。こういう具体的な国を意識しながらだと、裁判地選択条項や仲裁条項が重要だと理解できるもんだな。
クラスアクションのしっかりとした説明もここで始めて学んだ。受講生にGoogleの法務部門がいて、Google Bookなども担当していたようで、ここでかなり真剣に質問していたのが印象的だった。米国のクラスアクションのルールだと弁護士がなんでもかんでもクラスアクションにして儲けようとするから、あまりいい制度じゃない感じ。
何がなんでも米国裁判所の管轄になりたくないと思わせる講義だね 笑
そもそも日本の制度もまったく知らないので、二重の意味で勉強になりましたね。この講義を取らなかったら、まず間違いなく自分が巻き込まれるまで知らなかった知識です。事前に知っていることが、メリットになるような事態は起こらない方がいいですが… 苦笑

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