2008/06/30

焼肉&チョコ

ゆうちゃんと焼肉をたべにいきました。

ゆうちゃんは大好きなウィンナーを5本も食べて,超ご満悦。
更に,パパに帰りにチョコレートを買ってもらったものだから,もうすごいものです。

ママといっしょで,食べ物が好きなのねー(笑

2008/06/28

M&Aと企業価値評価 week12

残念ながら講義としては最後の回になってしまいました。残りは課題発表と期末試験の2回のみです。
いやぁ,残念です。

でも,結局『M&A最強の選択』,『実践 M&Aマネジメント』,『実践M&Aハンドブック』を3冊とも買ってしまったので,復習がてら服部哲学を学ぶことはできますねー

相変わらず本を買い漁るクセは抜けませんね。(笑

さて,授業の方ですが,最後くらいは債券をということで,デッドファイナンスについての講義でした。
日米の債券市場概観から始まりました。日本は国債ばっかですな。
逆に,日本のGDPに対する国債残高などをまじまじと実感してしまったので,今後日経新聞などを読むときに興味が持てそう。
他にも日米の銀行の収益性の比較や,株価と利回りの関係,優先弁済順位の違う債券などが説明されました。
一番興味深かったのは最後の格付けのところですね。サブプライム問題で格付け機関というは適当だというのは,知ってましたが,結構いいビジネスモデルなんですなー(笑
格付けについて,いろいろと知ることができて,なにげによい授業でした。
さーて,来週の課題発表がんばるぞー!

2008/06/26

金融数理の基礎 week10

今回からは、アメリカン派生証券にトピックがうつります。

満期での支払いしかできないヨーロピアン派生証券とはかなり違うように感じました。まず、マルチンゲールは成り立たず、優マルチンゲールしか成立しない。

価格付けも複製戦略でなく優複製という考え方で決まるんだとか…
ここが一番よくわからんですね。複製証券による価格付けは無裁定から自明にわかるんだけど、優複製ってそれは同レベルでの価格付けになるの?みたいな感じでした。

また、停止時刻という概念が導入されました。この辺はフィルトレーションがよく理解できてない俺としては、ちょっと混乱してそう…
前章までのシャキっとして数学にくらべて、多少ふにゃっと感じてしまうのは俺がわかってないからなんだろうなー(苦笑

バイアウト week10

ゲストスピーカーとして、GCAサヴィアンの代表取締役の渡辺さんがいらっしゃいました。

この方は、佐山先生とともにGCAを作った方で、佐山ゼミで読んでる『M&Aのグローバル実務―プロセス重視の企業買収・売却のすすめ方』の著者でもあります。

日本を良くするM&Aとは、のようなテーマで1時間半の講演をしていただきました。とても良かったです。

内容としては自分の文才では、文字にしてしまうとありきたりの内容が多いのですが、かなり含蓄があるものでしたねー
よいM&AとはどんなM&Aか?
M&Aは企業にとってどのような効果があるか?
M&Aの成否は、M&A単独の成否ではなく、M&Aをやらなかった場合との比較で判断すべきだというのはかなり印象的でした。なかでも一番印象的だったのは、「企業ステージを変えるM&A」というやつですね。
第一三共、インド製薬買収に見るM&A号砲
上の第一三共の買収の話もしてましたが、第一と三共が合併し企業規模を拡大したからこそ、グローバル進出が可能になったということですね。規模を適切に拡大することで、次のステージへ行くことができると。
ああ、あととても人間的によい方のようなイメージを受けましたね。佐山さんとの掛け合いも結構おもろかった。(笑

M&Aと企業価値評価 期末課題準備

服部先生の授業で、期末課題が出ているため、最近いろいろと分析したりクラスメンバと議論したり楽しんでます。

内容としては、

「医薬品業界では合従連衡の波が押し寄せている。エーザイ並びに大日本住友製薬が、自社を同業他社に売却することを検討している。あなたは買い手候補(武田薬品工業、アステラス、第一三共)の中から1社を選び、売り手候補のいずれかをいくらで買収すべきか否かに関するプレゼンテーションを求められている」

という感じです。

いままで授業で学んでことを用いて、いろいろな分析を行い、プレゼンに仕上げるというやつですね。
かなりおもろいです。授業の復習としては最適ですね。

なにが面白いって、メンバと、「こうだろ?」「いや、ちがうよ」みたいにいろいろと意見をぶつけてるのがとても楽しいです。

佐山ゼミ week7

前回が2.5章進んだのですが,今回はうってかわって『M&Aのグローバル実務―プロセス重視の企業買収・売却のすすめ方』の第8章の後半だけで終わってしまいました。

議論となったのは,環境問題をどう取り扱うかという話と,TOBとインサイダー取引についての2点ですね。

環境問題はどのような工場などで危険なのか,どのくらいの費用がかかるのか,買収後に法改正があった場合はどうするのか,契約書にはどのように保証を盛り込むかなど,結構盛り上がりました。
他にもデューデリジェンスに関するトピックでも,議論されましたね。そもそもデューデリジェンスの費用はどのくらいなのかとか。数百億円規模の案件で,数億円の費用がかかるんだとか…ひえー
あと,案件交渉が決裂したあとにTOBした場合にインサイダーになるかとか,約1名なぜか(笑)インサイダーにこだわる質問を沢山したため,とても盛り上がりました。先生から,君なんかしてるんとちゃうか!?とからかわれてましたが。(笑

2008/06/22

M&Aと企業価値評価 week11

今回はLBOについての講義となりました。LBOは儲かるんですよ!という主張から始まる講義となりました。(笑

LBOとは買い手が設立した特別目的会社が,買収ターゲットと合併することを前提に企業がノンリコースローンを買い手に貸してくれ,その資金でM&Aをすることです。ノンリコースとはようは買い手に責任がなく,特別目的子会社が返済義務を負うということです。

そのため,買収ターゲットの収益性や格付けなどがよければよいほどやりやすく,トヨタ自動車を仮にLBOするとすると,どのくらいの利益が買った瞬間に発生するかというシミュレーションをやりました。買った瞬間に8兆円の含み益ですよ。すごいっすね。

その後,LBOの価値評価をどうやって評価するかということで,PER一定モデルとEBIT倍率一定モデルが説明されました。前者はアグレッシブな投資ファンドが利用し,後者は保守的な投資ファンドが利用するモデルとのことです。
後半はいくつかのケーススタディになりました。トーカロ,日本テレコム,ボーダフォン,ワールド,ポッカ,レックスなどなど。
そのうちの大半において,株価操作と思われるようなMBO発表直前の利益見込の下方修正があるのが驚きでした。どうみても,虚偽の下方修正をして,買収価格を下げてるよねぇ…
いつか,こういうのはつかまらないのかしら?
授業の終わりに,LBOが儲かるのであれば,その富の源泉はなんなのか?という質問をしました。銀行が投資先を得る見返りに,実行者に富を支払ってるのかなぁと思ったので。
服部先生いわく,日本ではそうかもしれない,貸すべきでない低金利で貸してるから。でも,本来的にはLBOとはリスクの非常に高い投資なので,リターンが高くなっているという回答でしたね。
そりゃそうだ。やたらリスクは高いわな。納得です。

2008/06/18

金融数理の基礎 week9

中川先生の授業の第9回目です。てか,中間試験です。

春学期の中間試験としては最後の科目にして,結構な難敵でしたよ。試験勉強もかなり頑張りましたよ。メインテキストの第1章と第2章がテスト範囲ということなので,答えがないものも含めて,一通り練習問題も解いてテストに挑みました。

結果としては,自分としては計算間違い,記述間違い,問題文読み間違い等がなければ,満点はとれたように思います。まぁ,結構ロジックに勘違いがあったりする可能性も否めないですけどね。

一応,全部解けたつもりです。返却をじっと待ちましょう。

バイアウト week9

前々回に引き続き買収価格の模擬交渉でした。
前々回はなにも材料がなく置かれたシチュエーション,つまりどれくらいの値段で,どのくらいの緊急度で売りたいかだけを条件として与えられました。今回は逆にシチュエーションはなく,買収対象企業のプロジェクション(事業計画)のみ与えられた状況での交渉となりました。

具体的な数値があるので,また屁理屈をこねあってなかなか交渉は成立しませんでしたね。(苦笑

俺は売り手だったので,下記のポイントにこだわって交渉をしました。
まず,プロジェクションが強気すぎだったのですが,自分の会社の成長性をまったく評価しない買い手は相手にしない。それなら,自分で経営した方がよい。そもそも価値がないと思っているような買い手には売らない。また,現金買収という前提にしたため,株主は売却後には対象企業と縁がなくなるため,プレミアムを払ってもらう必要がある。
なので,成長性に対するある程度の評価と,適切なプレミアムを確保するために戦ってみました。
周りの状況を見るに,真ん中くらいの価格で交渉妥結できたので,まぁ満足でしたね♪
さて,次はまたゲストスピーカーの方がくるらしいので,楽しみです。この授業のゲストスピーカーは毎回かなり質が高いです。
ていうか,むしろゲストスピーカーのところがメインのような気もたまにしたりします。(笑

佐山ゼミ week6

今回は非常にペースが早く,『M&Aのグローバル実務―プロセス重視の企業買収・売却のすすめ方』の第5章の途中から第8章の途中まで進みました。いままでのペースからすると異常な速度ですねぇ

とはいっても,第5章デューデリジェンスの意義,第6章事業の概況調査,第7章人的資源の調査,第8章生産・販売活動の調査と,調査ものの注意点や要点がまとめてあるだけの章だったので,随時大事なポイントを佐山先生が指摘するのみで,特段大きな議論はなかったですねー

実は,他の科目の試験勉強で予習をしてなかったのですが,全然問題なく理解できたしね。
さて,次くらいに俺にまわってくるかなー

2008/06/16

鎌倉の自然 その3

勉強してる机の目の前の窓から1メートルもないところに,やたら花が沢山咲いてる木があります。

そこにはみつばちが10匹弱と蝶が数匹,蜜を吸いに来ています。
うーん,ゆうちゃんに見せてあげたかった。(1時間くらい前に一足先に帰ったので)

さて,パパもあと1時間くらい試験勉強をがんばったら帰るか。

鎌倉の自然 その2

うぐいすの鳴き声がうるさい,というのもなかなかすごいことだよねぇ…
さっきから数羽で鳴き合っている

自然がたくさんあるところで,ゆうちゃんが時間を過ごせるのもいいことだ。

2008/06/15

しゃぼん玉大会

実家のそばの空き地で,ゆうちゃんとパパとママとじぃじとばぁの総勢5人でしゃぼんだま大会をしました!

目一杯やって,ゆうちゃんはちょうごきげん♪
パパが大きいのを作りと,追いかけてにこにこしてました!

うーん,田舎はやはりこういう遊びができてよい。誰にも迷惑かからんしね。
野原なので,転んでも大丈夫!

てか,野原ってもはや死語だよなぁ(笑

鎌倉の自然 その1

いま,実家で大学院の試験勉強をしています。

ふぅ,つかれたーと椅子によりかかり,窓の外を見ると木々が見え,小鳥のさえずりが聞こえます。2階なんでね
人の声や自動車の音なんかまったく聞こえず,民家はあるものの人影は見えず。

うーん,優雅だなぁ
風も気持ちいいし。都市にありがちな,不愉快な暑さもないし。まだ6月だけどね。

自宅から30分で,こんな別荘があるなんて,なんて幸せなのでしょう。(笑

2008/06/14

別荘 建設中

パパとママとゆうちゃんの3人で,レゴ クリエイター 別荘をやってるのですが,これがすごいんですよ!

毎週末の日曜日に1時間づつ3人でやってるのですが,やっと家っぽい形になってきました。一つづつのブロックを説明書に従い積み上げていくと,あんな立派な家の形になっていくんですねー

レゴってやっぱすごい!


おかあさんといっしょ

ゆうちゃんは,おかあさんといっしょの収録に参加してきたようです
パパは詳細は知りませんが,スプーやおねえさん,おにいさんと楽しく踊ったり歌ったりしてきたようで,もう大変!

ママいわく,あまりテレビには映らなかったようですが,パパはゆうちゃんが楽しそうなのでとても満足ですね♪

じゃんけん

ゆうちゃんは,じゃんけんを完全にマスターしたようです

と言ってもずいぶん前からできたのですが,以前は負けると悲しくて泣いちゃってたんですねー(苦笑

今日パパと一緒にやってたら,負けても大丈夫になったみたい。というか,あいこでも負けでもやるのが楽しいみたいです。

2008/06/13

M&Aと企業価値評価 week10

ああ、もうこの授業も10回目なんですねぇ。残り5回と思うと寂しいし、もう10回と思うともっとちゃんと自分で手を動かして復習したいなぁ。(苦笑

さて、今日はちょっと閑話休題という感じですね。まずその他のバリュエーション手法というので、特殊な方法の紹介でした。

まず、裁判所がやるバリュエーション。これは反対株主買取請求の訴訟で司法が企業価値を判決で出すという特殊なものですね。譲渡制限があるような未上場企業株式の場合は、株主が請求すれば会社はそれを買い取る義務があるそうです、その買取価格がよく訴訟になるんだそうです。

その算定価値は過去の判例から見ると、基本的にあまり合理的でなくしかも安い!
次は、司法に引き続き行政がやるバリュエーション。これは国税庁が相続税の場合にやるバリュエーションだそうです。国税庁は業種別に標準株価毎月計算してるらしく(どうやって?とか突っ込みどころは満載です)、それを使い独自の公式から企業価値を出し相続税を課するとのこと。
これまた安い!
なので、自分が買い手の場合に限り、「司法や行政に判断してもらおう!」と提案するのがコツなんだとか。(笑
これで立法もバリュエーションをしてれば三権が揃うのですが、これはないとのことです。(笑
引き続き、不動産の含み益はバリュエーションに反映されるべきかという議論がありました。阪神電鉄と村上ファンドの問題とかでよくマスコミが言ってたやつですね。先生曰く、本社などがある土地は本業に使ってるので、含み益は企業価値には意味がないそうです。土地売ったって、結局借りないと事業が成立しないので。
後半は、いままでのまとめも兼ねて、さまざまなケースの紹介がありました。企業再生機構によるダイエーの取り扱い、ソフトバンクの日本テレコムの買収などなど。
聞いてみるとなるほどと思いますが、自分でできるのとは全然違い、こうやって分析するんだなぁと非常に勉強になりますね。『M&A最強の選択』にも書いてあったような気がするので、頑張って復習しないとね。

2008/06/12

金融数理の基礎 week8

シュリーヴの本も,第3章でやっと状態価格の概念が出てきましたね。ファイナンス理論の基礎では初回から出てきた概念ですが,確率過程側からのアプローチではどのように取り扱われるのか楽しみでしたね。

というか,予習段階ではまったくなにがなにやらわからなかったのですが,中川先生の授業で非常によくわかりました!

また,背後にあるべき数学を感じることができたと勝手に思っています。この本は第Ⅰ巻は飽くまで2項モデルを離れないのですが,おそらく連続時間モデルに行くとこのような数学があるのだろうと勝手に理解してみました。
かなーり,適当で自分自身でも検証してないので,半分くらいしかあってないだろうけど。(笑


確率変数と確率測度の関係が条件付期待値になるのでしょう。空間に計量を与えるイメージ。
そうなると異なる確率測度のもとでも確率変数は不変だから,確率測度が異なれば条件付期待も異なるわけ。その異なる確率測度の変換公式がラドン=ニコディム微分になるんでしょう。期待値は積分で確率測度が積分変数,なので変換公式は微分,みたいな。
ここまでは数学で,異なる確率測度があれば,その間にラドンニコディム微分があるというだけの話。空間の計量をかえりゃ,そりゃ内積も変わるし,期待値も変わるさ,みたいな。
ところが,ここに物理があるのです。いや,ファイナンスがあるのです。
無裁定である派生証券を表現する確率変数には,リスク中立確率密度という割引価格がマルチンゲールになる測度が存在するという共通の性質が存在するわけ。これはおそらく非常に大事なもので…
数学的には世の中の証券はセミマルチンゲール性を持つものに限られると表現すべきで,限られるということがファイナンス,物理なわけ。というか,無裁定であるということ自体が本質的な原理なわけですね。
そうなると,リスク中立確率測度と実確率測度というのはある意味等価なもので,両方とも本質的なものなわけ。
そうなると実世界をリスク中立確立測度側の表現で見てみようという考え方がぞくぞくと出てくると。
それが状態価格だったり,状態価格デフレーターだったり…
…みたいな感じ。多分,半分くらいあってる。てか,ちゃんと整理すれば,説明するまでもない当然のことになる気がする。
いつか勉強してみたいね。暇があれば。(笑

かすってるだけかもしれないし,有識者が見れば上の文章は意味不明かもしれないけど,おそらく俺がすべて理解したときには,やっぱり合ってた!と思うのは間違いないと思うね♪

バイアウト week8

ゲストスピーカーとして森・濱田松本法律事務所の石綿弁護士が来て,プライベート・エクィティ・ファンドの組成に関して講義をしていただきました。

この方は,弁護士になって最初の仕事が佐山さんの仕事だったらしく,佐山さんが絶賛している弁護士ですね。日経新聞の弁護士が選ぶ弁護士ランキングの企業法務でいつも上位にいらっしゃる方だとか。

経営法務の弁護士というのはいままで意識したことなかったのですが,結構おもしろそうな職業ですよね。いまさら,なるのは無理ですが。(苦笑

さて,プライベート・エクィティ・ファンド,つまり未公開株式に投資するファンドですね。基本構造としては,投資家/ファンド・マネージャー/ファンド本体の3つで構成されるわけですね。
このバイアウトの授業ではじめてしったのですが,ファンド・マネージャーの属する会社と,ファンドというのは別ものなんですねー
○○会社 第×号ファンドみたいな形で,ファンド・マネージャーという事業体がファンドを複数持つことができて,そのファンドそれぞれに投資家がいるわけです。
ファンドマネージャーというのは投資をする人なのですが,金融商品取引業者という枠組みになると規制があまりにも多いため,金融商品取引業者ならないようなスキームでファンド組成をしないといけないとのこと。ファンドというのは,いろいろなスキームで組成できるというのも新鮮な事実です。
枠組みとしてどのような事業体(法律的な)を使うか,投資家とファンド・マネージャー間の契約はどのようにするか,などいろいろな検討事項があることがなんとなくわかってきました。
そして,投資家・ファンドマネージャー・ファンドをどのような事業体が好ましいかというのが45分くらいかけてじっくりと説明されましたね。株式会社,任意組合,匿名組合,投資事業有限組合,合同会社,有限責任事業組合,ケイマン諸島法上のリミテッドパートナーシップなどなど。
これは投資先を海外にする場合には使えない事業体や,海外投資家が投資してしまうと課税対象になってしまう事業体,そもそも法人税を取られてしまいつかいものにならない事業体などいろいろと違いがあります。
組合員の有限責任性,税務上の効率性,設計の柔軟性という3つの視点から,これらの事業体がファンドに適しているかという説明がされました。
ただし,ファンドとしてはいまいちであっても,ファンドマネージャー会社にはよいとかいろいろあるんですねー
ちなみにファンドも事業体であるというのがなかなかおもろいわけです。ファンドを組合にした場合に,組合員がまた事業体のわけで,そこにファンドマネージャーや投資家が属するわけですね。
ざくっと聞いただけなので,具体的には理解できていませんが,感触は掴むことができましたね。非常に面白い講義でした。もう少しちゃんと理解しておきたいですね。いつか機会を見つけて,深堀してみましょう!

2008/06/11

佐山ゼミ week5

M&Aのグローバル実務―プロセス重視の企業買収・売却のすすめ方』の第4章と第5章の最初の方をやりました。

佐山さんが強調していたのは,売り手は株式買収を希望し,買い手は資産買収を希望するということ。売り手は資産買収の際に法人として税金が発生するのが嫌だし,買い手は株式買収は偶発債務が限定されずにリスクが高いので嫌うということ。

また,資産買収では法人格が消えるので許認可などは取り直すことになることや,のれんの償却の損金算入効果などにも言及していました。
当然,株式買収と資産買収ではリスクの度合いも違えば,税金も違うので買収価格は異なってきます。買収ストラクチャをしっかりと検討してから,買収価格というのは決めなければいけないわですね。そりゃ当然です。
しっかりと専門家を入れて,ストラクチャを検討する必要があるんですね。GCAサヴィアンの買収の際にもいろいろと検討したらしいという話も聞くことができました。
さて第5章はデューデリジェンスの話題ですね。
ここで佐山さんの話から,アドバイザーというのはM&Aプロジェクトチームのプロジェクトマネージャーだということがわかりましたね。弁護士や会計士などの専門家とクライアントとアドバイザーからなる混成チームを組織して,案件を成功させる存在なんですね。
最初は専門家を使ってばっかりで,交渉しかしないんだなぁと思ってたのですが,クラスメンバとの質疑応答の中でひらめきました。PMなんだと。
また,デューデリジェンスの期間や条件などは相手との力関係で決まるということも,佐山さんが扱ったクラウンリースの案件での条件付けなどの実際の話からよーく理解できましたねー
回を進むごとに,自分の知識が増えてくるために,得るものが増えてくるように思います♪

2008/06/06

M&Aと企業価値評価 week9

今回は,EPS変動分析に関する授業でした。
経営者は株価が下がるM&Aはしません。買い手のPERが不変の場合は,EPSの増減と株価の増減が一致するため,EPSがちゃんと増減するようなM&Aが大事になるわけですね。

前回までの授業では対象企業の企業価値評価という観点でしたが,今回は買収後の統一企業としてのEPSがどうなるかというのがポイントになります。

この場合に,株式買収をする場合と借入金による買収をする場合で異なる結果が出ます。
株式買収の場合は,売り手企業のPERが買い手企業のPER以下でないとEPSは下がります。つまり,PERが大きい企業の方がM&Aにおいては有利になります。
負債買収の場合は,売り手のPERが1/負債コスト/(1-税率)以下でないとEPSが下がります。つまり,社債格付が高くて借入コストが小さい企業の方がM&Aにおいては有利になります。
この分析では,予想EPSが非常に大事になるため,フェアネスオピニオンを投資会社が出す場合は,必ず企業側から提出させるんだとか。訴訟になったときの担保として。
このEPS変動分析というのは,当事者にとってM&Aの成否を結論付けるツールになるんだそうです。ちょっとまだ理解してないので,復習しないと。せっかく勉強する時間ができたんだから。
さてさて,今回は最後に期末の課題が出ました。5人組を作ったので,皆で頑張ってみようと思います。

2008/06/04

金融数理の基礎 wee7

今日は多次元マルコフ過程の説明から入りました。前回先生も肯定してましたが,この本の第2章は,数学的な式変形を沢山やってるようなイメージを持ってしまいます。一般論じゃなくて,2項モデルという特殊なケースで,いろいろといじってるだけなので,あまり深みがない…

まぁ,3章は待望の状態価格なので,ちょっと期待です。

まぁ,それはさておき,今回で中間試験の範囲が終わりなので,後半は問題演習でした。
期間によって金利が異なる場合,状態価格が異なる場合を取り扱いましたが,ファイナンス理論の基礎と段々整合性が取れてきて,理解が深まってきましたね。また,プット-コールパリティも出てきて,段々道具がそろってきてるので,演習をすると理解が深まりますねー

バイアウト week7

今日はバイアウトというよりは,M&Aにおける価格交渉の模擬ゲームをやりました。

買い手と売り手は,それぞれなぜ買いたいか売りたいかの理由と,希望価格を紙で渡されます。それを相手に見せずに,交渉をして取引価格を決定するんです。

買い手がどうしても買いたい場合(事業戦略上とか,投資ファンドの投資期間制約とか)は買い手が弱くなりますし,売り手がどうしても売りたい場合(倒産間近とか)だと売り手が弱くなります。

これが面白いんですねー
3回やりましたが,3回とも俺は自分の希望価格で売れましたね。
なんの材料もないのに,やっぱり理屈や駆け引きが発生するんですね。そりゃ易すぎる!とかもう一声!とか。(笑
最初にかなり希望価格よりかけ離れた価格を設定して,しぶしぶ歩み寄ったふりして高く売るとかそういのが結構上手にできましたね。まぁ,勝ちすぎるのも良くないので,程度見合いでしょうが。
最後の1回は,ビット形式でした。ここでは,戦略を間違えて安く出してしまったのですが,最悪実務では一番安い買い手などは,ふるいにかけられて,次の価格提示が出来ない場合とかもあるとか。
参加メンバの中で,ビリにはならないようにしないといけないんですねー
参加メンバごとに設定が違えば,相手がどんな価格を出すかもかなり,意思決定に重要なので,読みもいりますね。
来週はM&A専門の弁護士の方がゲストスピーカーに来ますが,再来週に財務諸表(簡単なやつ)付で同様の交渉をやります。なんの材料がなくても,屁理屈がこねられるのに,材料もあるので,結構盛り上がりそうです。(笑
いままで一番楽しく,実践的な授業でしたね。

2008/06/03

佐山ゼミ week4

今日は第3章 買収価格算定です。
どのように買収価格を見積もるか,どのように交渉するかという視点で,結構記述について佐山さんから沢山のコメントがありました。

大事なことは,どのくらい買いたいか売りたいかであり,その程度に応じて価格はいくらにでもなるということがよくわかりましたね。バリュエーションなんて,人それぞれであり,どうにでもなると。その前提の上で,株価倍率方式,買収事例比較方式,DCF方式,修正簿価方式などの用途が説明されました。

ただし,フェアネス・オピニオンを出すときでは違うそうです。訴訟に勝てるバリュエーションという概念があるそうです。(苦笑
フェアネス・オピニオンを出した以上,仮にその提出先が少数株主から株主価値毀損で株主代表訴訟を起こされた場合に,そのフェアネス・オピニオンがいい加減だと責任問題になるとのこと。
こういう場合は,あらゆる方法を厳密に詳細にやって,理論武装をするんだとか。
他にもM&Aにおいて弁護士の力量というのはかなり契約書の詳細に利いてくるんだそうです。力量の違う弁護士では勝負にならないとのこと。
また,M&Aというのは要は商売と一緒なので交渉が大事。特に第一球でどのくらいさぐりを入れられるかとか,その辺の勘所のようなものを伝授してもらいました♪
進みは遅いものの,実際のM&Aではどのようなことが起こってるかを垣間見ることができるので,このゼミは非常に楽しいですねー

2008/06/02

アドセンスのなぞ

先々月は80クリック
先月は105クリック

でも,アドセンス収入はほぼ変わらず。なぜ?クリック単価が下がった?
しかも,5月10日くらいから突然下がったように思われる…

そうなると,6月は120クリックにならないと,4月と同じくらいにはならないような感触…
なぜだ?解明しないと。

産休突入です

さて,実はママは先週から産休に突入しました♪

おかげでパパは毎朝の保育園にゆうちゃんを送らなくてよくなったので,すごい生活が楽チンです♪
大学院から帰ってきても,家事もまったくしなくなりました。(前からママが頑張ってくれてはいましたけどね)

うーん,生活がすごい楽になったぞー!

レゴ 別荘

さて,これはママとパパのおもちゃです。(笑
前から欲しかったんだよねー♪

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レゴ 郵便トラック

ゆうちゃんが,パパと一緒にレゴを作るのが嬉しくなってきたので,喜びそうなやつを買ってみました。
これは,ポストがついていて,ちゃんとはがきを入れることができるんです。それを,おじちゃんが取って,郵便トラックの荷台に入れられるんですねー

「お届けものですぅ!」と言って,家中を走り回って遊んでます。うーん,やっとレゴができる年になってきたねー
あと半年もしたら,一人でできるかな?

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2008/06/01

ファイナンスの数学的基礎

もし,私が学問を学ぶために大学院に来たのであれば,この本を時間をかけてじっくりと読んだでしょう。ここには,ICSのファイナンス理論の基礎と金融数理の基礎の授業で,アドバンスなトピックとして扱われているようなレベルまで含めて,網羅的にしっかりと記述されています。

これを読めば,離散時間理論の理論的構造はすべてわかるのではないでしょうか。

残念ながら,私はビジネススクールとしてICSに通っているのであり,インベストメントよりも,コーポレート・ファイナンスに重点を置く必要があるため,この本はちゃんとは読めません。時間は有限であり,非常に残念です。悔しくてしょうがないですね。

秋学期以降は,いまのようにインベストメント領域には時間を割けないでしょうし。

私の知的好奇心は,この本を読み,そして連続時間理論もちゃんと理解し,基礎事項をすべて理解することを渇望しています。非常に非常に残念です。あまりにも,残念なので,読まないけど,ブログに残しておくことにしました。

在学中にせめて,1章・2章・5章だけでも読みたいものです…


ファイナンスの数学的基礎―離散モデル
津野 義道
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4 離散モデルの書籍の中で最高